塗装の劣化を確認するには
車の塗装は、表面に必ずクリアが吹きつけてあり、色落ちを防いでいます。これは、一見クリア塗装をしていないように見えるマット塗装も同じです。クリア塗装は日にさらされたり、雨にさらされたりすると劣化します。クリア塗装の劣化の確認は明るい場所に車を持っていき、ドア、ボンネット、フェンダーなどを見比べてみましょう。劣化している場所は光の反射が弱くなっていたり、くすんで見えます。クリアが劣化していると、日の光で塗装が薄くなっていくだけでなく、周りのクリア塗装の劣化も進んでしまうのです。中古車を購入する際に、前のオーナーがどのように保管していたか確認してみましょう。青空駐車でもカバーをかけていたり、定期的にコーティングしていれば問題ありません。
日に当たる場所やドアパネルなどをチェック
内装は日の光だけでなく、体が触れやすい場所も劣化が進みやすい傾向にあります。まずはダッシュボードとドアパネル上部を見てみましょう。高級車でもない限り、大抵樹脂を使っています。青空駐車が長い車ほど樹脂が劣化して表面が剥げていたり、べたついたりしています。専用のクリーナーできれいにならない場合は、交換を提案されるでしょう。次に手や体に触れる部分です。シートはクリーニングすればある程度はきれいになりますが、ステアリングやドアハンドルはそうはいきません。特に大衆車のステアリングは塩化ビニールや合皮を使っているため、劣化しているとクリーニングだけでは劣化を直すことは不可能です。最悪の場合は丸ごと交換しなければなりません。